特別講演会の構成・・・特別講演会は3つの講演から構成されています。
講演会第一部 「ダウン症候群の診断、出産、そして子育て開始において医療者に期待されるサポートとは」
概要:
出生前からのダウン症候群の診断、告知の場において、親に対し医療者はいかなるサポートを行うことが期待されるのか。また親はどのような心情を抱くのかについて、実例や具体策を交えながら米国での取組みを紹介します。
Q&Aセッション付き。
対象者:出産・子育て段階の医療に関わる専門家、研究者、当事者の家族、支援に関わる全ての方
講演会第二部 「PHENOTYPE(表現型)からは見えないもの:ダウン症候群を例に考える、本当に大切なこと。」
概要:
検査によって早期にいくつかの染色体異常が特定できるようになりましたが、それぞれの症候群の特徴を知るだけで、それらの症候群のある人々のくらしを理解することができるのでしょうか。医学的特徴を超えたところにある事実に目を向けることが大切なのかもしれません。
今回は、「21トリソミー(ダウン症候群)」の方々の米国社会におけるくらしの最新情報を中心に、米国が施設型社会であった時代からの社会的変遷についても触れていただく予定です。米国内外で大好評だったスピーチを、日本でもご講演いただきます。
対象者:当事者の家族、出産・子育て段階の医療・福祉に関わる全ての方、関心のある方
講演会第三部「安心した出産・子育て環境づくりに向けてー当事者団体が医療者との連携を一層高められるようになるためにー」
概要:
告知後もママが安心して出産し、パパママが安心して子育てを始めていくためのアプローチを学びます。当事者団体がなしうるサポートについて、特に医療者と連携をとることのメリットをおさえた上で、適切な連携をとるためのポイントについて学びます。
米国でのトレーニングプログラム紹介付き。
対象者:当事者団体、出産・子育て段階の福祉にかかわる方、本テーマに関心のある方