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新年のご挨拶、そして、2017年の活動につきまして

謹賀新年

旧年は、大変お世話になりました。2016年は、私どもにとって大変多くの経験と学びを得た年となりました。一つ一つの活動を振り返ると、どの活動も、皆さまとの出会い、温かいご理解、励ましとご支援あってこそ、取り組むことができたものでした。皆さまお一人お一人との出会いは、私どもにとってかけがえのないものです。未熟者である私どもを温かい目で見守ってくださったことを、心から、感謝申し上げます。

さて、2017年が始まりました。今年はどのような出会いと変化が起こる年でしょうか。

この混沌とした社会に生きる私たちにとって、将来を見通すことは決してやさしいことではないかもしれません。「障がいのある人もない人も、互いを認め合い、共に力を発揮でいる社会づくりを目指す」ために、私どもは何に取り組めばよいのか、非力な私どもに、一体何ができるのだろうかという問いかけが頭によぎることもあります。

この問いかけに対し、私どもの答えはとてもシンプルです。ローカル(身の回り)とグローバル(広い社会)の両方の視点を見失わないよう、今後も、一つ一つのことに向き合い、また、そして、パートナーシップやコラボレーションを積極化することで、活動に取り組んでいきたいと思います。目新しさや斬新さのない答えかもしれませんが、周囲の皆さまの声に耳を傾け、時には協働にも取り組むことこそが、共生(インクルージョン)につながると考えています。一つ一つの活動へ丁寧に向きあっていけるよう取組んで参ります。

 

ヨコハマプロジェクトは、2017年も、3つの中核事業に引き続き取り組みます。

  1. ふれあい・交流事業

例年4月、横浜で開催する大規模チャリティ型アクティビティイベントを継続実施します。

ヨコハマプロジェクト発足の原点となった「ダウン症候群」との出会いを柱とした「バディウォーク(ともに歩く)」として横浜・山下公園で開催する予定です。このほか、昨年より開始した「ごちゃまぜ(多様性)体験プログラム(パーランク・ワークショップ)」を今年も数回開催します。

 

  1. 情報伝達事業

国内・国際活動に取組みます。国内では、冊子「ダウン症のあるくらし」の提供活動を継続するほか、昨年末より開始した、ダウン症に関する情報提供団体の支援活動に取組みます。支援先には、医療機関、自治体、メディア、その他情報提供者が含まれ、支援にあたっては、情報提供の方向性や取り組み方等について、双方向での確認を行う等の検討をまず行います。

国際活動としては、「出生前からの学び(教育)に関する共同宣言」(注)のアクションプランに取組みます。

 

  1.  学び合い事業

2種類の学び合い企画を実施します。1つ目は、課題に対する理解を深める勉強会として、昨秋開始した「障がいのある子どもの発達検査、就学時健康診断、就学、学校生活について考えるワークショップ」を継続開催します。毎回異なる講師(親、民間、行政等)をお招きし、それぞれの立場での取組をお話しいただくことで、障害者福祉の現場を取り巻く環境と、起こりつつある変化と挑戦について学びます。2つ目は、昨年6月に続き、今年も、国際的講演会を開催し、立場の異なる関係者(ステークホルダー)と、インクルージョンを学び合います。

 

ヨコハマプロジェクトの主要活動に関する最新情報はウェブサイトやFBを通じ随時アナウンスして参ります。

今年もどうかヨコハマプロジェクトをよろしくお願いいたします。

 

一般社団法人 ヨコハマプロジェクト

代表 近藤 寛子

 

(注)

ケンタッキー大学人間発達研究所にある出生前・後(Prenatal and Postnatal)に関するナショナルセンターのステファニーメレディス氏とヨコハマプロジェクトとが共同署名を行った宣言。同宣言において、両者は、世界中の家族が出生時診断の際に必要なサポートを受けられるようになることを目指し、ダウン症候群をはじめとする遺伝に関わる状態について、正確でバランスのとれた最新の情報を扱い、提供するための良好事例を共有する協働を行う。

 

 

 

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