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日本小児科学会学術集会において「おうちのくらしのーと」について発表しました。

第124回日本小児科学会学術集会において、「おうちのくらしのーと」について代表理事近藤寛子が共著者である石上志保先生とともに発表しました。
子どもが知りたいこと、不安に感じていることを的確にとらえ、ビジュアルと言葉で伝えることで理解を促す「障害のある子どもに寄り添う情報発信を実践していること」、また「コロナの初期だけでなく、今もなお情報発信し続けていること」など「おうちのくらしのーと」が目指している内容とビジョンに対して高い評価をいただきました。

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〈抄録〉
2020年3月,コロナ感染拡大防止対策として一斉休校が決定し,子どもたちの生活が一変した.著者らのもとには,特に発達に遅れがある子どもたちの保護者から,コロナウイルスや休校,マスク着用,ソーシャルディスタンスなどの生活様式について,どのように子どもに伝えれば良いのかわからないという声が届いた.そこで,著者らとアートディレクターでユニットを組み,子どもたちの心身の健康と家族支援を目的に,コロナ禍のくらしに関連する情報をわかりやすく伝える「おうちのくらしのーと」を作成した.4月初旬にWEB上で配信を開始,同年9月初旬までに37回発行している.内容は「どうしてお父さんが家にいるの?」「学校が始まるけど,行きたくない」など,子どもたちが感じているであろう疑問と,それに答える3コマのイラストで構成されている.その時々に寄せられた保護者の相談等から内容を検討し,できるだけ子どもの気持ちに寄り添うものにするため,児童精神科医に適宜相談,配慮した.配信37回の総アクセス数は約13,000件で,小学校教諭や福祉作業所等の施設職員から児童や利用者への情報提供として使用したいという問い合わせがあったほか,小児科窓口に掲示したなど様々な利用報告を受けている.利用者のコメントから,イラストが親しみやすくわかりやすいこと,くらしに直結していること,すぐに利用できる内容であること等が,多くの利用に結びついた要因であると推察された.
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