ダウン症のある人の中にも、優れた芸術的才能を持った人がいることはよく知られています。
趣味として楽しむだけに留まらず、作品や活動を通して
多くの人の心に感動や喜びを伝えている人たちも少なくありません。
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Davidさんは陶芸作品やブリアールエナメルのモザイク画を作る芸術家です。時間があればアトリエで制作に没頭し、出来上がった作品を発信し続けています。その作品は私たちの心に、あたたかな喜びや愛、希望を呼び覚ましてくれるようです。Davidさんからは「伝統ある芸術を通じ、フランスと日本が協働するひとときを東西の芸術家と共有できることを嬉しく思います。豊かな情熱は人生の記憶となり、作品を具現化する長い旅路へと続きます。喜びに溢れる輝かしい業績を前に、ハンディキャップは障壁ではなくなるのです。」とメッセージをいただいています。
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11歳でアフリカセネガルの太鼓サバールに出会い、14歳から音楽活動を開始し、現在は即興演奏家として活躍しているタケオさん。ピアノ、マリンバ、鍵盤ハーモニカ、バラフォン、サバール、ジェンベなど様々な楽器を即興演奏し、彼にしかできない音楽の世界を展開しています。2011年にはセネガルで現地の人たちと交流する姿を描いたドキュメンタリー映画「タケオ」が公開されました。また、海外での公演活動も行っており、2018年6月にはパリでの公演を成功させました。